読書感想|個人を幸福にしない日本の組織

太田 肇(2016).個人を幸福にしない日本の組織 新潮社
本書紹介 from 新潮社
昔ながらの「日本の組織」はもはや限界である。強い同調圧力や過剰なコンプライアンスゆえに、組織に属す個人の人格や個性を抹殺し、ストレスを増しているのだ。〈組織はバラバラなくらいがよい〉〈厳選された人材は伸びない〉〈大学入試に抽選を取り入れよ〉〈PTAや町内会は自由参加でよい〉……従来の組織論の間違いや欠点を徹底的に追及。個人を尊重する仕組みに変える画期的提言を示す。
本書感想
「組織は個人のために存在しなければならない」
最近よく考えていることでした。タイミングとは不思議なもので,そんな折,たまたま図書館で見かけたのが本書でした。
我々が前提としている「組織観」について批判的に吟味していく。最近考えていたことを突き詰めて言語化してくれる本でした。
日本の組織の目指すべき方向を提示し,その根拠を示す。組織改革の一つの指針になるであろうと感じました。
あとは,ここで示された方向をいかに社会に実装していくか,その部分の方向性を考えなければならないなと思いました。
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