ファッションについて。

ファッションについて。

恋窓-koimado-へのご相談>

私は生まれつき、デコルテや胸、顎にアザがあり、vネックやデコルテを見せる服を着るのに抵抗があります。又童顔であるため、どんなファッションがあっているのか分かりません。もし返信頂けるようなら私の写真をお送りしますので、ご相談に乗っていただけると幸いです。重ねてその為、連絡も奥手です。生まれつきアトピー性皮膚炎を患っている為、付き合いだしたら、相手には全てうちあけるつもりですが、わかってくれるでしょうか?相手は私と一緒いて、不快な思いはしないでしょうか?何卒宜しくお願いします。
── 畠中(20代,男性)

ファッションについては私は専門ではないので答えられないのですが、参考になるかもしれないと思い、私の過去の経験をお話しできればと思います。

もう一つのご相談に関しては結論から言えば「わかってくれると思いますし、不快な思いはしないと思います」になりますが、それでは味気ないので以下で少しだけお話しします。

ファッションについて

畠中さんとは理由が違いますが、私もVネックやデコルテを見せる服を着るのには抵抗があります(というか、着ません)。どのようなファッションが似合っているのかもわかりませんでした。ですので、初めて洋服(お出かけ用の洋服)を買うときは、ファッションに詳しい(自分から見てセンスがあるなあと感じる)友だちにお願いして、洋服選びを手伝ってもらいました。

「似合う洋服を買いたいのだが、どのような服を選んだらいいのかわからない」と伝え、お店選び、洋服(上下)選び、小物選び、すべてをお願いしました。ファッションに詳しい友だちであれば、「どんなときに着る服?」とか、「予算はだいたいどれくらい?」とか、いろいろ相談にのってくれると思いますので、それには答えながら、コーディネートはお任せでした。

そのように1回お友だちと買い物に行くと、いろいろなことがわかります。たとえば、洋服選びの際にどのようなポイントがあるのか、自分に似合うと相手(友だち)が考えている服(色、形など)はどのようなものなのか、自分が着たくない(抵抗感のある)服はどのようなものかなどです。自分が自信を持てない領域は、信頼できる友だちにお願いし、その子のセンスをマネするのがもっとも良いと思います。

それと同じことですが、自分があこがれている人をマネするのも1つの手です。たとえば、私は胸ポケットつきの白いシャツをよく買いますが、あこがれている人がよく着ていたからそのような服を買っています。似合うかどうかは「着慣れ」にも影響されますので、いきなり自分に1番似合う服を選ぼうとするのではなく(もちろん、最初から選べるのが1番良いですが)、いろいろな服(自分が着たい服)を試しながら、自分なりに似合う服を探していくことが大事だと思います。たまに友だちと一緒に買い物に行って、似合うかどうかを確認してみるというのもありかもしれません。

自分の気になるところについて

さて、「自分が気になるところ」をお付き合い相手がわかってくれるのか、不快に思わないか、という点に関してですが、付き合い出したらわかってくれるし、不快にならないと思います。なぜならそれが「付き合う」ということだからです。付き合う前に完全に「自分が気になるところ」を隠せていて(バレないようにしていて)、付き合ってから打ち明けるという場合は別かもしれませんが、そうでないのであれば、お付き合いできた時点で、畠中さんの「自分が気になるところ」を相手は気にしていないから「付き合う」わけです。

「自分が気になるところ」は自分にとってとても重大な問題なので、人も自分と同じこと(「自分が気になるところ」)を自分と同じくらい気にしていると思ってしまいがちですが、まったくそんなことはありません。知人や友人からその人の「自分が気になるところ」を打ち明けられたときに、「え、別にそこまで気にすることなくない?」と思った経験はありませんか。逆も同じです。相手も自分の「自分が気になるところ」に関しては、自分が思っている以上に気にしていないものです。

「自分が気になるところ」そのものよりも、それによって卑屈になってしまい、その卑屈さを相手に押し付けてしまう方が、相手が不快になる可能性は高いと思います。たとえば、「本当に僕のこと好き?」と何度も確認したり、「え?僕がこの点について気にしていることを知っているはずなのに、なんでそんなことするの?」という気持ちで接してしまったりすると、相手は嫌になってしまうと考えられます。

人間誰しも「自分が気になるところ」があります。ですので、「自分が気になるところ」が気になってしまう人も現実にはいると思います。そういう人と関係を築くこともできるとは思いますが、かなりの努力が必要になります。努力をするのもいいですし、あるいは、そういう人との関係は諦めて、「自分が気になるところ」を気にしない、自分にとって居心地が良い相手と関係を築くという選択肢もあります。私としては後者がおすすめですが、前者もありだと思います。それは畠中さんの選択次第です。

自分が好きな服を着て、自分が好きな相手と楽しく過ごす。畠中さんがそんな日々を過ごせることを祈っています。