読書感想｜風の谷のナウシカ１

宮崎 駿（1983）．風の谷のナウシカ１　徳間書店

本書紹介 from 徳間書店

「火の7日間」とよばれる戦争によって、巨大文明が崩壊してから千年。荒れた大地に腐海という死の森が広がっていた。主人公・ナウシカのいる風の谷が、恐ろしい巨神兵を使い腐海を焼き払おうとするクシャナたちに侵略された。腐海の森と共に生きようとするナウシカと、腐海を焼き払おうとする人々。だが、その腐海には、秘密があって……。 月刊アニメージュに掲載された、映画『風の谷のナウシカ』の原作コミックス。 映画のもとになったストーリーは、このコミックスのおよそ2巻目まで。原作では、映画では語られなかったナウシカの活躍を知ることができます。宮崎駿が描く独特の世界が広がる、何度読んでも感動する超大作!

本書感想

　先日（と言っても少し前），風の谷のナウシカの映画を見ました。あるあるだと思いますが，最初に出てくる，映画の世界についての説明文が読み終わらず，何が書いてあるのかを知りたくて，原作を読んでみようと思いました。

　そして，原作について調べて知ったのですが，風の谷のナウシカ，７作ありました。７作を映画（２時間）にぎゅっと詰め込んだのかと思いましたが，ところがどっこい，全然そんなことありませんでした。おそらく『風の谷のナウシカ２』で映画は終わるのではないかと読み終わった後に思いましたが，本書紹介を見る限り，その予想はあたっていたようです。

　というわけで，『風の谷のナウシカ１』から読み始めたわけですが，映画では描かれていない部分が結構あり，映画とは少し違うストーリー展開でした（骨子は一緒でしたが）。アスベルとある場所に辿りつくところで1巻は終わっていました。2巻は，なるほど，その続きからということで，とても楽しみですが，そこからさらに5巻分も続くと考えると，どういう展開になっていくのでしょうか。想像もつきません。

　映画を観たことある人もまた違った気持ちで楽しめる原作でした。