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by Shin NAKAMINE

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心理学的測定の3つの困難 ─ 「心はどこに存在するのか」補足資料
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ね

文末に「ね」がつく文章

古宇利大橋
  • 2020.07.16
  • 雑記
  • ね, 同意, 発話確認, 終助詞

 専門書を読むとき,文末に「ね」がついた文章を見ると,なんだかすんなり読めないことが多いです。なんでわざわざ「ね」を使ったのだろうと思ってしまいます。もちろん,「ね」を使ってはいけないというルールはな […]

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【弱者のための生存戦略。】
FROM 本書帯
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『しょぼい起業で生きていく』(えらいてんちょう)
2018年12月25日 第1刷発行
2023年4月15日 第9刷発行
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「会社で働いて、お給料をもらって、それで生活をする」、いくら多様化社会だと言っても、いまの日本ではそういったいわゆる「サラリーマン」としての生き方が「普通」とされています。 ですが、日本人全員が会社で働くのに適しているとは限りません。もう会社組織の中で生きていくのがイヤな人、そもそも会社に入れなかった人、会社を辞めてしまった人、アルバイトが続かない人、みんな大丈夫です。しょぼい起業は、何の準備もいりません。イヤなことから逃げてもやっていける生存戦略を紹介します。
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・起業したい人はもちろん、現状何かがしんどい人に読んでほしい
・逃げてもやっていくためのヒント
・日常生活で必要なものを作り、余分なものを売る
・生活の資本化
・「しょぼい」起業は不況に強く潰れにくい
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FROM イースト・プレス
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うまくいくかはわからないけれど、働くのがいやになったら、取ってみてもいい選択肢の1つだなと思った。
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ただ、結婚してからだと、なかなか簡単にはいかないだろうから、連れ合いとの要相談案件だなと思った。
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「生活の資本化」とかの考え方はしょぼい起業をしなくても副業とかを考える際には参考になる発想だなと思った。
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ただ、「生活の資本化」のような、「生活」を金に換えることは生活と仕事の境界がどんどんブレる可能性があるという点では、結構諸刃の場合もあるようにも思う。
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#2023年 #25冊目 #単行本 #一般書 #本 #読書 #読書記録
#しょぼい起業で生きていく #えらいてんちょう #イーストプレス
#小口翔平 #岩永香穂 #てんしんくん #直本三十六 #中央精版印刷株式会社
#心理学以外 #起業 #働き方
【脳は、人間の社会的活動なしに、現在の脳を生み出しえただろうか?】
FROM 本書帯
(なんでこの帯文なのだろう?)
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『文化と実践:心の本質的社会性を問う』(石黒広昭・亀田達也 編)
2010年1月5日 初版第1刷発行
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脳は,人間の社会的活動なしに,現在の脳を生み出しえたか? 個人の心の研究から,文化や民族性などの社会的・文化的な所産としての心の研究へと発展する心理学の新たな考え方を,立場を異にする六人の心理学者が論じ,批判検討した書。
FROM 新曜社
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比較文化心理学、適応論的アプローチ、状況論の3つの立場から、文化をどのように考えるかを論じた書。
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それぞれの立場の異同が明確に記されており、自分がどの立場に親和性があり、どの立場と距離があるのか、わかりやすい。
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各立場への批判的コメントもあるため、各立場の論者による各立場の紹介をすこし距離を置いて眺めることもできる。
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良書です。
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#2023年 #24冊目 #単行本 #専門書 #本 #読書 #読書記録
#文化と実践 #石黒広昭 #亀田達也 #山岸俊男 #石井敬子
#佐伯胖 #北山忍 #新曜社 #エーヴィスシステムズ #イマヰ製本所
#心理学 #社会心理学 #状況論
【AIと向き合うことで、人間の本質が 【AIと向き合うことで、人間の本質が見えてくる】
from 
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『ぴぷる:AIとの結婚による恋愛の哲学的考察』(原田まりる)
2020年10月10日 初版印刷
2020年10月20日 初版発行
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2036年、AIと結婚できる法律が施行。性交渉機能を持つ美少女AI、憧れの女性、気になるコミュ障女子のはざまで「なぜ人を好きになるのか」という命題に挑む哲学的SFコメディ!
FROM 河出書房新社
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わたしの読解が甘かったのかもしれない。上記命題に挑んでいるようにはあまり感じなかった。もう1回読もう。
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#2023年 #23冊目 #文庫 #小説 #本 #読書 #読書記録 #一般書
#ぴぷる #原田まりる #河出書房新社 #粟津潔 #佐々木暁
#KAEADEDTPWOKRS #中央精版印刷株式会社
#心理学以外 #哲学 #AI #ロボット #恋愛 #SF
【お説教じゃなんにも変わらない】 F 【お説教じゃなんにも変わらない】
FROM 本書帯
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『きずなと思いやりが日本をダメにする:最新進化学が解き明かす「心と社会」』(長谷川眞理子・山岸俊男)
2016年12月20日 第一刷発行
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「美しい日本」「女性活躍」など空疎な言葉が並ぶ昨今の日本政治。
誰もがなんとなく「これでいいのか」と思っている問題に、最新の進化学、社会心理学、脳科学などを駆使してずばり、切り込む !
FROM 集英社インターナショナル
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読み物としてはおもしろかったです。
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それぞれの立場から心を、人間を、日本を、どう見ているのか、
論じていました。
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すごく雑にまとめると、適応環境を見ましょう、というのが要点なのかな、と思いました。
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#2023年 #22冊目 #単行本 #本 #読書 #読書記録 #一般書
#きずなと思いやりが日本をダメにする #長谷川眞理子 #山岸俊男
#集英社インターナショナル #株式会社昭和ブライト #三晃印刷株式会社
#ナショナル製本協同組合
#心理学 #社会心理学 #行動生態学 #進化生物学 #心理学以外
#日本文化論 #日本社会論
【本書の中心的なメッセージは1つ、集団主義社会は安心を生み出すが信頼を破壊する】
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『信頼の構造:こころと社会の進化ゲーム』(山岸俊男)
1998年5月15日 初版
2012年4月27日 第15刷
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信頼と裏切りの起源とメカニズムを、進化ゲーム論と実験データからみごとに解明し、日本が従来の集団主義社会を脱し、他者一般に対する信頼で成り立つ開かれた社会を形成することの大切さを説く。 日経・経済図書文化賞受賞
FROM 東京大学出版会
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The Five Books さんで『信頼の構造』を読む講義を担当させてもらいました。
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同書は人間の心について進化ゲームアプローチから接近を試みたものです。同書の眼目は、人間の心(の一部)が相互依存性に規定されているという点です。
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我々は1人で生きているわけではありません。誰かとともに生きています。そのとき、自分の行動が相手に影響を与え、その相手の行動から自分も影響を受ける。このようなお互いにお互いが影響を与え合っていることを相互依存性と言います。
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心理学は「心」を知りたいと思った時、我々1人1人の「心」を見てしまいます。しかし、そのように「心」を見るとき、相互依存性が無視されているため、心の大事な側面が無視されてしまいます。同書ではこの点を批判し、相互依存性に基づく心の見方を信頼という概念を通して探究しています。
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同書は信頼の本ですので、正攻法的な見方は信頼について進化ゲームアプローチによって迫った本です。ですが、(社会)心理学という大きな枠組みからみたとしても、大変示唆に富む、興味深い本であると思います。
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#2023年 #21冊目 #単行本 #専門書 #本 #読書 #読書記録 #一般書
#信頼の構造 #山岸俊男 #東京大学出版会
#株式会社暁印刷 #誠製本株式会社
#心理学 #社会心理学 #信頼 #進化ゲームアプローチ
#適応論的アプローチ #功利主義 #相互依存性
【我々は、寂しさに耐えられない】 F 【我々は、寂しさに耐えられない】
FROM 本書帯

『このゲームにはゴールがない』(古田徹也)
2022年10月22日 初版第1刷発行

ウィトゲンシュタインとスタンリー・カヴェル。ふたりの哲学者の議論を手掛かりに、ひとの心というものに迫る。懐疑論の悲劇を乗り越え、人間と関わりつづける勇気をくれる、古田哲学のあらたな一歩。
FROM 筑摩書房

心が心足りうるにはその規準が必要である。たとえば、知る(理解する)という心的概念は、知らないという可能性がない状況では使えない。このような「状況」(あるものとそうでないものを判別できるしるし)が規準である。

そして、その規準には不確実性が織り込まれている。心の規準が不確実だから(Aという状況では必ずαという心を意味する、とはならないから)、私たちは振りができる。ゆえに、心(心的概念)は不確実であらざるをえない。

そして、その心は、有用性とはまた別の軸で、我々の生を豊かにするものである。

ざっとまとめたもの。後で見直しが必要。
 

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【外界に対する内界として「心」を考えるのではなく、私と他者が世界に対して異なる意味を与える、その場面において「心」の意味を捉えたい】
FROM 本書文庫版のまえがき
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『心と他者』(野矢茂樹)
2012年11月25日 初版発行
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他者がいなければ心はない。哲学の最難関「心」にどのように挑むか。文庫化にあたり大森荘蔵が遺した書き込みとメモを収録した。挑戦的で挑発的な書。
FROM 中央公論新社
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「右手を挙げる」から「右手が上がる」を引いたとき、そこに残るのは意志である。たとえば、このように考えるのが、常識的な「心」の考え方である。
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しかし、それはおかしい。私たちは「心ないもの」に心をプラスして、「心あるもの」を知るわけではない。「心あるもの」を前提に生きているのであり、ときに「心ないもの」のように見えるときがあるだけである。
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心の有無は眺望の差異であり、その際は私とあなたとの差異である。私とあなたが違うから心があるのである。
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【最大の戦略とは、正直であること?! 【最大の戦略とは、正直であること?! いずれ来る社会への大きなヒントが。】
FROM 本書帯
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『安心社会から信頼社会へ:日本型システムの行方』(山岸俊男)
1999年6月25日 初版
2018年7月20日 10版
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リストラ、転職、キレる若者たち──日本はいま「安心社会」の解体に直面し、自分の将来に、また日本の社会と経済に大きな不安を感じている。集団主義的な「安心社会」の解体はわれわれにどのような社会をもたらそうとしているのか。本書は、社会心理学の実験手法と進化ゲーム理論を併用し、新しい環境への適応戦略としての社会的知性の展開と、開かれた信頼社会の構築をめざす、社会科学的文明論であり、斬新な「日本文化論」である。
FROM 中央公論新社
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【偽装国家ニッポン!? いつからこの国は「嘘つき」だらけになってしまったのか?】
FROM 『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』帯

『「日本人」という、うそ:武士道精神は日本を復活させるか』(山岸俊男)
2015年10月10日 第1刷発行
2022年10月20日 第2刷発行

「日本人は本来〜である」というような「日本人論」は本当なのか。たとえば日本人は「集団主義者」と言われているが、実は「個人主義者」なのだ。ところが、日本という国は典型的な集団主義社会であるために、様々な問題が起きている。いじめや、企業による偽装・隠蔽問題を、品格や武士道など「心」の問題として解決はできない。著者がたどりついた意外な結論とは?
FROM 筑摩書房

山岸俊夫の思想のエッセンスをもとに、日本文化と言われるいくつかの問題を批評している。

その思想とは、適応(進化論)、経済的合理性、ギャップ(創発、ミクロマクロダイナミクスを含む)であり、それらをもとに考えると、巷で言われるような問題はまったく違った見えが浮かび上がる。

主張が激しく見えるので好き嫌いはわかれそうだが、思想のエッセンスを汲み取るにはわかりやすい(かも)。

あと、臨界質量の話は面白かったです。

ちなみに、『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』の改題・文庫化なので、(ちゃんと調べていませんが)『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』と同じ内容なのだろうと思います。

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